申請のコツ17分で読める

キャリアアップ助成金(正社員化コース)申請前チェックリスト32項目|印刷して使える完全準備シート【2026年版】

公開: 2026年1月4日更新: 2026年1月5日
#キャリアアップ助成金#正社員化コース#チェックリスト#申請準備

キャリアアップ助成金(正社員化コース)申請前チェックリスト32項目|印刷して使える完全準備シート【2026年版】

キャリアアップ助成金(正社員化コース)の申請を検討している事業主の皆さま、「うちの会社は対象?」「必要書類は揃ってる?」と不安になっていませんか?

この記事では、申請前に確認すべき32項目のチェックリストを用意しました。印刷して使えるので、準備状況を「見える化」しながら進められます。

この記事でわかること

  • 事業主として対象になるかの確認項目
  • 対象労働者の要件チェック
  • 事前準備書類の一覧
  • 支給申請時の必要書類

使い方のヒント: このページをブックマークするか、Ctrl + Pで印刷して、チェックしながら準備を進めましょう!


チェックリスト早見表

カテゴリ項目数重要度
事業主要件10項目★★★
対象労働者要件8項目★★★
事前準備書類7項目★★☆
支給申請時書類7項目★★☆
合計32項目-

全項目にチェックが入れば、申請準備完了です!


カテゴリ1:事業主要件(10項目)

あなたの会社がキャリアアップ助成金の対象となるかを確認します。1つでもNGがあると申請できませんので、慎重に確認してください。

雇用保険関連

  • [ ] 1. 雇用保険適用事業所である
- 確認方法:「雇用保険適用事業所番号」があるか確認 - 番号がない場合:ハローワークで適用手続きが必要 - 所要時間:約2週間
  • [ ] 2. 雇用保険料を滞納していない
- 確認方法:労働保険料の納付状況を確認 - 滞納がある場合:完納してから申請 - 問い合わせ先:管轄の労働局
  • [ ] 3. 過去3年以内に助成金の不正受給がない
- 確認方法:自社の助成金申請履歴を確認 - 不正受給がある場合:3年経過後まで申請不可 - 対象範囲:他の助成金も含む

労働関係法令

  • [ ] 4. 過去1年以内に労働関係法令違反がない
- 確認方法:労働基準監督署からの是正勧告等を確認 - 違反がある場合:是正後、一定期間経過が必要 - 具体例:賃金未払い、36協定違反など
  • [ ] 5. 過去6ヶ月以内に会社都合の解雇をしていない
- 確認方法:退職者の離職票の離職理由コードを確認 - 対象:事業主都合退職、退職勧奨など - 注意:特定受給資格者に該当する離職も含む
  • [ ] 6. 過去6ヶ月以内に特定受給資格者を出していない
- 確認方法:離職理由コード「3A」「3B」「3C」がないか - 具体例:希望退職募集による退職なども該当 - 判断に迷う場合:労働局に事前相談

企業規模・その他

  • [ ] 7. 中小企業に該当するか確認した(受給額に影響)
業種資本金または従業員数
小売業5,000万円以下または50人以下
サービス業5,000万円以下または100人以下
卸売業1億円以下または100人以下
その他3億円以下または300人以下

ポイント:資本金または従業員数のどちらかを満たせばOK

  • [ ] 8. 対象労働者が事業主の3親等以内の親族でない
- 対象外の範囲:配偶者、親、子、兄弟姉妹、祖父母、孫など - 確認方法:戸籍上の続柄を確認 - 例外なし:役員の親族も対象外
  • [ ] 9. 支給申請日まで事業を継続する予定である
- 確認方法:廃業・倒産予定がないこと - 注意:申請から支給まで2〜3ヶ月かかる
  • [ ] 10. 同一の対象者で他の助成金を受給していない
- 確認方法:対象労働者に関する助成金履歴を確認 - 併給不可の例:特開金(特定求職者雇用開発助成金)など - 併給可能なケースもあるため要確認

カテゴリ2:対象労働者要件(8項目)

正社員に転換する従業員が要件を満たしているかを確認します。

雇用形態

  • [ ] 11. 有期雇用労働者または無期雇用労働者である
- 確認方法:雇用契約書で雇用形態を確認 - 有期雇用:契約期間の定めあり - 無期雇用:契約期間の定めなし(正社員とは異なる)
  • [ ] 12. 転換前の雇用期間が通算6ヶ月以上ある
- 確認方法:入社日から計算 - 例:2025年7月1日入社 → 2026年1月1日以降に転換可 - 派遣労働者の場合:派遣先での就業期間
  • [ ] 13. 転換前の雇用期間が通算3年以内である
- 確認方法:入社日から計算 - 3年超の場合:残念ながら対象外 - 無期転換ルールとの関連に注意

転換要件

  • [ ] 14. 正社員として雇用することを約束していない(雇入れ時点で)
- 確認方法:採用時の求人票・雇用契約書を確認 - NG例:「6ヶ月後に正社員登用予定」と記載がある場合 - OK例:「正社員登用制度あり」のみの記載
  • [ ] 15. 過去3年以内に正社員として雇用されていない(同一事業所)
- 確認方法:過去の雇用履歴を確認 - NG例:正社員→有期→正社員の転換 - 別会社での経歴は問わない
  • [ ] 16. 転換後に賃金が3%以上増加する見込みである
- 計算方法:基本給+諸手当(実費補填のものを除く) - 必須:転換前6ヶ月と転換後6ヶ月の比較 - 計算式:(転換後の賃金総額 - 転換前の賃金総額)÷ 転換前の賃金総額 ≧ 3%

本人の意思

  • [ ] 17. 本人が正社員転換を希望している
- 確認方法:本人に意思確認(書面で残すと安心) - 重要:強制は絶対NG(労働法違反) - 推奨:面談記録を残す
  • [ ] 18. 転換日時点で退職予定がない
- 確認方法:本人に確認 - 注意:転換後6ヶ月間は継続雇用が必要 - 途中退職の場合:助成金は不支給

カテゴリ3:事前準備書類(7項目)

キャリアアップ計画届を提出するに準備が必要な書類です。

就業規則関連

  • [ ] 19. 就業規則がある(10人以上の事業所は必須)
- ない場合:作成が必要 - 参考:厚生労働省のモデル就業規則 - 費用目安:社労士に依頼すると10〜30万円
  • [ ] 20. 就業規則に正社員転換制度が明記されている
- 確認ポイント:転換の条件・手続きが記載されていること - 記載例:
    第○条(正社員への転換)
    勤続6ヶ月以上の有期雇用労働者で、本人が希望する場合は、
    正社員への転換試験を受けることができる。
    
  • [ ] 21. 就業規則を労働基準監督署に届出済み
- 確認方法:届出の受付印がある控えを確認 - 届出先:管轄の労働基準監督署 - 所要時間:即日〜数日
  • [ ] 22. 就業規則を従業員に周知している
- 周知方法の例: - 休憩室に備え付け - 共有フォルダに保存 - イントラネットに掲載 - 注意:従業員がいつでも閲覧できる状態にすること

キャリアアップ計画関連

  • [ ] 23. キャリアアップ計画書を作成した
- 様式:厚生労働省HPからダウンロード - 計画期間:3年〜5年で設定 - 記載内容:目標、対象者、実施時期など
  • [ ] 24. キャリアアップ管理者を選任した
- 要件:事業所ごとに1名以上 - 資格:役員・事業主でも可 - 注意:対象労働者本人は選任不可
  • [ ] 25. キャリアアップ計画届を労働局に提出した
- 提出先:管轄の都道府県労働局またはハローワーク - 時期:正社員転換を行う前日までに受理されること - 超重要:これを忘れると助成金は一切もらえません

カテゴリ4:支給申請時書類(7項目)

正社員転換後6ヶ月経過してから必要になる書類です。早めに準備を始めましょう

申請書類

  • [ ] 26. 支給申請書(様式第3号)を入手した
- 入手先:厚生労働省HP - 注意:古い様式は受理されない場合あり - 推奨:申請直前に最新版をダウンロード
  • [ ] 27. 転換前の雇用契約書(または労働条件通知書)がある
- 記載必須:雇用期間、雇用形態、賃金 - コピー:2部用意(提出用・控え用) - ない場合:再発行が必要
  • [ ] 28. 転換後の雇用契約書(または労働条件通知書)がある
- 記載必須:「正社員」「期間の定めなし」の明記 - 日付:転換日の記載 - コピー:2部用意

勤務・賃金関連

  • [ ] 29. 賃金台帳がある(転換前6ヶ月+転換後6ヶ月分)
- 合計:12ヶ月分 - 記載必須:基本給、諸手当、控除項目、支給総額 - 形式:手書き・Excel・給与ソフト出力いずれも可
  • [ ] 30. 出勤簿またはタイムカードがある(同12ヶ月分)
- 記載必須:出勤日、労働時間 - 形式:紙・電子いずれも可 - 注意:改ざんは不正受給の対象
  • [ ] 31. 就業規則の写しを準備した(転換制度記載ページ)
- 必須:労働基準監督署の届出印があるもの - 該当ページ:転換制度が記載されている部分 - コピー:2部用意
  • [ ] 32. 3%以上の賃金増加を証明できる資料がある
- 計算根拠:賃金台帳から算出 - 除外項目:実費補填の手当(通勤手当等) - 推奨:計算過程を別紙でまとめておく

チェック進捗の確認

あなたの進捗状況

カテゴリチェック数完了
事業主要件__ / 10
対象労働者要件__ / 8
事前準備書類__ / 7
支給申請時書類__ / 7
合計__ / 32

進捗別・次にやるべきこと

0〜10項目完了:まずは事業主要件と対象労働者要件の確認から始めましょう。

11〜20項目完了:就業規則の整備とキャリアアップ計画届の提出を進めましょう。

21〜30項目完了:あと少し!申請書類を揃えて最終確認をしましょう。

31〜32項目完了:申請準備完了!労働局に提出しましょう。


チェックできない項目がある場合

よくあるケースと対処法

チェックできない項目対処法所要期間
雇用保険適用事業所でないハローワークで適用手続き約2週間
就業規則がない作成する(社労士依頼推奨)2週間〜1ヶ月
転換制度の記載がない就業規則を改定し届出1〜2週間
雇用期間が6ヶ月未満6ヶ月経過後に転換待機
雇用期間が3年超残念ながら対象外-
賃金3%増が難しい賃金設計を見直し検討次第

判断に迷う場合は労働局に相談

相談は無料です。以下を持参すると話がスムーズです。

  • このチェックリスト(チェック済みのもの)
  • 会社の概要資料(パンフレット等)
  • 対象労働者の雇用契約書
  • 就業規則

相談先都道府県労働局一覧


申請スケジュール目安

タイムライン

▼ 準備開始(今日)
│
├─ Week 1-2: 事業主要件・対象労働者要件の確認
│
├─ Week 3-4: 就業規則の整備・キャリアアップ計画書作成
│
├─ Week 5: キャリアアップ計画届の提出・受理
│
├─ Week 6: 正社員転換の実施
│
├─ (6ヶ月間:正社員として勤務・賃金支払い)
│
├─ 転換後6ヶ月経過
│
└─ 支給申請 → 審査(2〜3ヶ月)→ 入金!

申請期限に要注意

転換後6ヶ月分の賃金を支払った日の翌日から2ヶ月以内

例:4月1日転換 → 9月分給与支払日(10月25日)→ 申請期限:12月25日

カレンダーに登録しておきましょう! 期限を過ぎると申請できません。


印刷用チェックリスト(簡易版)

以下は印刷用の簡易版です。Ctrl + Pで印刷してご利用ください。

【キャリアアップ助成金(正社員化コース)申請チェックリスト】

■ 事業主要件(10項目)
□ 1. 雇用保険適用事業所である
□ 2. 雇用保険料を滞納していない
□ 3. 過去3年以内に不正受給がない
□ 4. 過去1年以内に労働関係法令違反がない
□ 5. 過去6ヶ月以内に会社都合解雇をしていない
□ 6. 過去6ヶ月以内に特定受給資格者を出していない
□ 7. 中小企業に該当するか確認した
□ 8. 対象者が3親等以内の親族でない
□ 9. 支給申請日まで事業継続予定
□ 10. 同一対象者で他の助成金を受給していない

■ 対象労働者要件(8項目)
□ 11. 有期または無期雇用労働者である
□ 12. 雇用期間が通算6ヶ月以上
□ 13. 雇用期間が通算3年以内
□ 14. 雇入れ時に正社員化を約束していない
□ 15. 過去3年以内に正社員でなかった
□ 16. 転換後に賃金3%以上増加する
□ 17. 本人が正社員転換を希望している
□ 18. 転換日時点で退職予定がない

■ 事前準備書類(7項目)
□ 19. 就業規則がある
□ 20. 就業規則に転換制度が明記されている
□ 21. 就業規則を労基署に届出済み
□ 22. 就業規則を従業員に周知している
□ 23. キャリアアップ計画書を作成した
□ 24. キャリアアップ管理者を選任した
□ 25. キャリアアップ計画届を提出・受理された

■ 支給申請時書類(7項目)
□ 26. 支給申請書(最新様式)を入手した
□ 27. 転換前の雇用契約書がある
□ 28. 転換後の雇用契約書がある
□ 29. 賃金台帳(12ヶ月分)がある
□ 30. 出勤簿(12ヶ月分)がある
□ 31. 就業規則の写し(届出印あり)を準備した
□ 32. 賃金3%増加の証明資料がある

─────────────────────
完了: ____/32 項目
申請予定日: ____年____月____日


受給額の確認

すべての要件を満たした場合の受給額です。

転換パターン中小企業大企業
有期 → 正規80万円60万円
無期 → 正規40万円30万円

加算措置

加算条件加算額(中小)
派遣労働者を直接雇用+28.5万円
母子家庭の母等+9.5万円
人材育成訓練実施+9.5万円

最大で約120万円/人を受給できる可能性があります!


次のステップ

全項目にチェックが入ったら、いよいよ申請です!

申請先:管轄の都道府県労働局

持参物

  • 支給申請書一式
  • 添付書類(原本+コピー)
  • このチェックリスト(確認用)

所要時間:窓口で30分〜1時間程度


関連記事

参考リンク(公式)


*この記事は2026年1月時点の情報に基づいています。制度内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず厚生労働省の公式サイトで最新情報をご確認ください。*

この記事をシェア:

関連する助成金

関連記事

あなたに合った助成金を探してみませんか?

条件に合う助成金を検索できます

助成金を探す